2020年の東京オリンピック開催を記念しまして、皆様から寄せられた「記憶に残るオリンピック選手」を順次ご紹介していきたいと思います。
私の今までの夏季オリンピックで一番記憶に残っている選手といえば、やはり2000年のシドニーオリンピックでの高橋尚子選手ですね。
もうこの時の映像は、結果が分かっている現在でも「頑張れ」と手に汗握って応援してしまいます。
この時、一位を走っている高橋選手と二位のシモン選手の差は一時期300メートル以上あったのが少しずつ縮まってくるんです。
そして必死になって走っているのですが、見ているこちら側にも足がフラフラで倒れそうなのが分かります。
競技場に入ってきた時には、少し前まであれだけ離れていたはずなのに差が100メートルもなく、すぐ後ろまで迫ってきたんですよ。
肩で息をしながら懸命に走り続ける高橋選手。
小さな女の子が必死に頑張っている姿を見ながら、この時は拳を握りしめながら応援していました。
そして、見事一位でゴールした時は本当に嬉しかったです。
またあんな小さな体で苦しさに耐え抜いて走り続けた精神力には脱帽でしたね。
その後も笑顔で手を振っている高橋選手には、本当にありがとうという気持ちでいっぱいでした。
日本の女性としては初の快挙ですし、日本の陸上界でも戦後初ですから
もう凄いとしか言いようがないです。
これからも苦しい時には、高橋選手の雄姿を思い出して頑張ろうと思いますね。
記憶に残るオリンピック選手は沢山いらっしゃいますが、特に近年とても印象的だったのは、ロンドンオリンピック男子体操、総合金メダリストの内村航平選手です。
普段あまり色々なスポーツ観戦をしないのですが、兄が体操をしていたこともあって、体操競技は好きでよく見ています。
日本人気質も関係しているのか、体操競技では指先や足先までピンと伸びた姿勢正しい美しい演技が多いのですが、内村航平選手は特に美しく整った演技をされます。
外国の選手は、金メダルを狙うために、一つの種目に特化して練習をするというような事も多いようですが、内村航平選手はあん馬競技が苦手だそうですが、どの種目もとても完成度が高いので、すべての競技において、素晴らしい演技を見ることが出来ます。
ロンドンオリンピックでは、得意種目のゆかで金メダルを取ることが出来ず、銅メダルにとどまりましたが、次回は是非、ゆかでも金メダルを取ってもらいたいと思います。
また、七年後の東京オリンピックの時は、まだ31歳ですから、その時の活躍も期待しています。